




本とワインのマリアージュ【ロゼセット】
¥11,570 税込
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『あなたがいるから』は、相田冬二が1999年から2024年まで映画の劇場用パンフレットに寄稿した101篇の作品評を収録した本です。評論ともエッセイとも異なる文章たちですが、四半世紀のうちの後半(2012年ころから)は特に美しいワインにインスパイアされることが多くなりました。相田はワイン専門の季刊誌「ワイナート」でも新作映画についての連載を7年ほど続けております。本書には具体的なワインの記述はありませんが、実はタイトルの『あなた』はワインという存在もその対象の一つです。この本にワインをペアリングしてみたらどうなるだろう?そんなひらめきをプロのソムリエに託し、選んでいただきました。本とワインのマリアージュ。前例のない試みをどうかお楽しみください。文章のみならず、イラストレーター、箕輪麻紀子さんが描いた表紙の女性の印象も、ワインによって豊かに変幻するでしょう。
表紙は二色あり、それぞれのカラーでワインの組み合わせは変わります。【産声色ヌーディピンク】には、ロゼワインを。選んでくださったのは、独創的で多彩なワイン会を主宰、今年で10周年を迎えるステラマリー代表の秋山まりえさん。相田が最も信頼するソムリエです。以下、秋山さんによる、セレクトポイント、テイスティングコメント、並びにマリアージュインフォメーションです。
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セブンシダーズ・ワイナリー MC ブラッシュ2024(7c seven cedars winery MMCP BLUSH 2024)
マスカット・ベーリーA 76%、メルロー 14%、カベルネ・ソーヴィニヨン 6%、プチヴェルドー 4%
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「ブラッシュ」(「頬を赤める」の意味。ほんのり淡いピンク)と名付けられた、日本人女性栽培醸造家が「富士河口湖町」で造るロゼワイン。
その美しいカラーは【産声色ヌーディピンク】とそっと寄り添う。
ストロベリーなどの赤系果実の甘やかで上品な香りがチャーミングな印象。
味わいはオフドライで、アフターにしっかりとしたフレーバーが感じられる。
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ブドウ品種「マスカット・ベーリーA」は醤油と相性が良く、刺身、お鮨、焼き鳥などの和食。
ベリー系のフルーツを使ったチーズケーキなどのスイーツ。
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「あなたがいるから」は、相田冬二さんからの「ラブレター」
ワイン片手にアートなひとときをお楽しみください。
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『あなたがいるから』と、ワインは別々に郵送されます(ワインはクール便にて)。なお、お送りするのは、本とボトルワインのみです。薔薇などはセットに含まれません。
以下、書籍のご案内です。
ライター、ノベライザー、映画批評家の相田冬二が、2019年から2024年、25年の間で劇場用パンフレットに寄稿した作品評101篇を収録した書籍『あなたがいるから』。直筆エディションナンバー&署名入り。
・発行:Bleu et Rose
・刊行日:2025年4月12日
・B6変形/上製本/368ページ
・第3版部数:200部
・価格:3,960円(税込)
・著者:相田冬二
・編集:森田真規
・デザイン:戸塚泰雄(nu)
・装画:箕輪麻紀子
◎推薦コメント
映画をつくるとき、わたしたちは考えて、考えて、考えて、最後は頭を真っ白にして夢中で撮る。
その無意識から生まれたシーンに、その映画の本質が描かれていたりする。
相田さんの文章はいつもその無意識を、つくり手のわたしたちに意識させる。
わたしたちは相田さんの視点から、心の奥底で本当に描きたかったことの正体を知る。
川村元気(映画プロデューサー、映画監督、小説家)
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相田冬二の文章はいつも恐ろしく鋭い。
尖ったきっ先が問答無用に作品の本質に分け入り、たちまち映画そのものを探り当てる。
その手口はまるでよくできたB級犯罪映画のようだ。
そんな彼の手に掛かった多様な作品が並ぶこの書物は、ひとつの現代映画史と言っていいだろう。
黒沢清(映画監督)
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相田冬二さんに綴られた映画は幸福だ。
解像度が高く、それでいて眼差しはとびきり優しい。
映画に散りばめられている宝探しをしているかのよう。
観て、見つめ、愛でて、発見し、手放す。
まるで、映画たちの卒業文集。
読みながら、その映画の記憶が交錯し、胸が詰まった。
小橋めぐみ(女優、文筆家)
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相田冬二はいつだって映画の語るエモーションの核心を捉え、みずからの言葉によって再現しようとする。分析的でありながら詩的でもあるその言葉遣いに、わたしはいつも驚嘆してきた。それはもはやもうひとつの“創作”なのではないかと思う。しかしそれもまた批評のひとつのかたちなのだ!
塩田明彦(映画監督)
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『天然コケッコー』の作品評を久々に読んだ。多少の照れと同時に薄っすら鳥肌が立った。たぶん、それは僕ら作り手たちの無意識を言葉にしてくれているからなのだと思う。
そよの魔法は解けたかもしれないけど、相田さんの文章は映画に魔法をかけてくれているような気がします。久々に『天然コケッコー』が観たくなりました。
山下敦弘(映画監督)
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一体、映画批評家って、いやさ批評家って何人いるんだ?という百鬼夜行の世界で、
なるべく清楚でありたいというアティテュードに満ちた相田スタイル。
雑味や汚濁を持たず気骨が伝わる外柔内剛。
菊地成孔(音楽家、文筆家)
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相田さんの文章を読んで立ちどまることができた。自分でも感じていなかったことを、相田さんの想像力が代弁してくれる、整理してくれる。しかも美しく。
僕が走り続けた「線」から「点」を見出してくれる。相田さんにしかキャッチできないものがある。その優しく厳しいまなざしに、いつも救われています。
井浦新(俳優)
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